ラテアートランキング(2023.11.02)
ラテアートランキングが更新されましたのでお知らせいたします。
今回反映している大会は、下記大会となります。
・フリーポアー・ラテアート・グランプリ大阪2023(主催)
2023年11月2日現在の最新ランキングはこちらです!
以下、上野代表理事より大会総評となります。
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今回の大阪大会決勝は、日本・台湾・韓国・タイ・香港・マレーシア・マカオ・シンガポール8か国地域の64選手により三日間にわたり開催されました。
初めに、無事に大会を終了できたことを協賛企業の皆様方、ボランティアの皆様方、共催者日本食糧新聞社様に御礼申し上げます。
初開催した2014年春の東京大会から大会を主催している立場から見て、大阪大会で最も印象に残ったトピックは対流系バリスタ・ラテアートの復活です。
昨年の大阪大会に続き台湾バリスタの二連覇となった優勝したZhe Lunバリスタの作品はじめ対流系ラテアートバリスタの活躍が目立った大会でした。
2014年から2016年まではロゼッタなど対流系ラテアートが大会上位を占めていましたが、2017年からは動物などを描く乗せる系ラテアートが上位を占めるようになり、昨年の大阪大会を除き今年の春の東京大会まで乗せる系ラテアートが上位を占めて来ました。
今回の大会でそのような流れから大きく変わったというのがZhe Lunバリスタの優勝に象徴されています。
大会競技ルール5項目を理解すれば、対流系・乗せる系どちらが有利という事がないと直ぐに分かります。
この大会ルール5項目をよく理解し大会に臨むことが優勝への一番の近道であることは間違いありません。
大会期間中に開催された昨年の大阪大会チャンピオンで李維軒(リーウェイ)バリスタセミナーでの李維軒バリスタの、日本人バリスタへの印象を紹介させていただきます。
『台湾のバリスタはラテアート作品を安定して注げるまで他の作品に手を出さない。準優勝のバラバリスタもゼブラの作品を二年間描き続けている。完成度が100%となるまで一つの絵柄を注ぎ続ける事が大事ではないでしょうか。』
まったく同感です。その通りです。
SNS等で見た作品を自身で注ぎある程度できるようになるとまた次の作品のコピーを始める、そして次々と色々な作品をある程度のレベルで注げるようになる。が、自身のオリジナル作品を創り出し100%の完成度で安定して注げることが無いのではと私も感じています。
『自分だけのオリジナルアートを創る事への努力・熱意を持ち、コピー職人ではなく真のラテアーティストになっていただきたい』
次回の2024東京大会では、更なる感動を与えてくれる作品が多数注がれますことを祈願して今回の大会の総評とさせていただきます。
一般社団法人 日本ラテアート協会
代表理事 上野 登
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